日々萌々

乙女ゲームとお酒と日常と。
MENU

スポンサーサイト

Posted by 美優 on  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

白華の檻 ~緋色の欠片4~ フルコンプ感想

Posted by 美優 on  

こんばんは-!

いつもたくさんの拍手をありがとうございます!

本日白華の檻~緋色の欠片4~をフルコンプしました。
それぞれのキャラがそれぞれの罪を抱え、
向き合い、乗り越えていく様に涙せずにはいられませんでした。

乙女ゲーとして良作かと言われたら難しいところも多々あると思います。
最初から最後までシリアスです。
それでもその中で生まれる信頼や恋心は非常に丁寧に描かれていたと思います。

楽しいだけの乙女ゲーも好きです。
頭を使わないで萌えられる乙女ゲーも好きです。
それでも、私は深層心理をつかれるような乙女ゲーが何よりも好きです。

ということで、色々考えながらプレイした白華の檻フルコンプ感想は追記より。
良いことも悪いこともそのまま書いてます。
ネタバレもものすごくしています。
それでも大丈夫!という方だけ追記にお進み下さい。







まず、期待していた白華の檻ですがとても面白かったです。
もちろん全てが全て良かったという気は毛頭ありません。
どうしても緋色の欠片シリーズという部分で、
戦闘描写は否めないですし、ご都合主義なところも否めないと思います。
それでもプレイヤーに問いかける部分があったと思います。
このあたりはジョーさん&西村さんらしい作品だったと思います。
期待に違わない作品を毎回作ってくださるのにはプレイヤーとしては嬉しい限りです。

いつもの様にキャラ別感想をプレイした順に書いていこうと思います。

ちなみにプレイした順はプレイ前感想通り、

秋房→古嗣→胡土前→空疎尊→幻灯火

の順でプレイしました。

プレイを終えて誰からプレイしても良いとは思いますが、
個人的にはこのプレイ順でよかったなと思います。
という訳で、簡単な個別感想を。

【隠岐秋房】

akihusa_m.jpg

秋房好きの方には申し訳ないですが、
個人的には智則ルートとしか思えなかったです。
途中から智則が自分を犠牲にして主人公や季封を守ろうとしている姿に、
なんて重いストーリーなんだろうと思ってはいましたが、
最後の最後に主人公達の前に智則が現れて、
智則の気持ちの強さに涙せずにはいられませんでした。
誰かを守りたいと思う気持ち自体は正しい気持ちかもしれないけれども、
感情的に行動すること、冷静的に判断すること、
その違いでどれだけの誤解が生じて、そこにどれだけの罪が重なっていくのか。
秋房と智則が相反する性格だからこそのすれ違いに涙せずにはいられませんでした。
誰かを傷つけないようにしても、誰かが犠牲になっていること、
誰も誰かを傷つけたいとは思っていないのに、
無意識に誰かを傷つけてしまうということを非常に考えさせられました。
ラストは秋房と智則の友情と二人が主人公を想う気持ちを考えて
本当に涙がとまりませんでした。
智則がどれだけ苦しかったか、悔しかったかと考えれば考えるほど、
秋房の無神経、無計画さを感じずにはいられませんでしたが、
それがまた、智則を救っていたのだろうと思います。
もうね、私、恋愛描写も好きなんですけど、男同士の友情に弱いのですよ!!
秋房には申し訳ないですが、非常に智則に感情移入をしたルートでした。
それにしてもラストで秋房とハッピーエンドになっていて、
「おいおい、婚約者の空疎尊はどこへ行った・・・!」と思ったのは紛れもない事実。
この辺りはちょっと消化不足でした。


【秋篠古嗣】

hurutugu_m.jpg

古嗣ルートはとにかく人間がメインだった話のように感じます。
だからからか全てのルートをプレイして個人的には印象が薄いです。
古嗣は理想の世を作るためにたくさんの罪を犯したと言っていましたが、
それがどうしてもリアリティがないというか、
具体的じゃないなと思いながらプレイしていました。
でも最終的に幻灯火のルートをプレイして、あぁこういうことかと納得したのですが。
幻灯火ルートの古嗣に対しては苛々したほど。
ただ幻灯火ルートをプレイしてこそ、
古嗣の罪の重さを理解できたように思います。
そして重ね続けた罪から引き返せないと罪を重ねる吉影でしたが、
最後の最後に息子のためを思う親子の絆には、
こんな展開になるだろうと思ってはいながらも、涙がでました。
そしてそれぞれの正義や信念がどうしてこうも交錯してしまうのだろうと
とても切なくなったルートだった気がします。

【胡土前】

kodonomae_m.jpg

とりあえず言いたいのはとにかく素敵なおっさんだった。
秋房、古嗣の京ルートから幽世ルートにうつったのですが、
個人的には幽世ルートの方が面白かったです。
色々な神や戦争や設定が出てくるので言葉をそれぞれ理解するのに
時間がかかりましたが、その設定があるからこそ京ルートより
長い年月をかけた物語だったように思います。
そして胡土前ルートはオニが仲間になるという設定が面白かったです。
これは想像できなかった。
胡土前の罪はオニになってしまった弟子と1度対峙したときに
トドメをさせなかったことにありますが、
主人公にしろ、綾読にしろ、他のキャラにしろ、
生きる方が辛いのか、死ぬ方が辛いのかというのは
非常に難しいところだなと思いました。
それでも綾読の場合は生きる方が辛いのだろうと思います。
ラストは綾読と戦うだろう、涙腺崩壊だろうと思ってはいましたが
案の定涙腺崩壊しました。

【空疎尊】

kuuso_m.jpg

ダークホースでした。
生きることを諦める主人公の横に寄り添い、信じる空疎尊。
そして主人公が自ら生きることを求めるようになっていく様子に
途中からずっと涙がとまらなくてどうしようかと思いました。
器がでかいというか、貴様、貴様と言いながらも、
誰よりも良い人生の伴侶になりそうな人だなと思いました。
そして神産巣日神のエピソードも面白かったです。
玉依毘売命と神産巣日神が約束した言葉がなんだったのかと
プレイしながらずっと楽しみにしていたのですが、
「悪と憎しみがこの世の理である一方で、
この世は美しく、大切なもの」という言葉でした。
この言葉を聞いて罪を重ねる前の玉依毘売命も、
罪を重ねた主人公も同じ事を思うというのはすごいというか、
個人的には深いなと思いました。
そして、同じ事を思ったからこそ、
神産巣日神が自らの命を投げ打って主人公を助けた訳ですが、
胡土前、空疎尊とプレイしてきて、
神産巣日神の全てを諦めたような物言いにやきもきしていた私としては
神産巣日神の本心、そして親心に涙せずにはいられませんでした。
でも考えてみれば神産巣日神はものすごく長い年月をかけて
人間やカミを見守ってきて、
その中で戦争や憎しみという醜さを見せられていたとするならば
世界を終わるのは仕方がないことだと思うことが
仕方ないことなのかもしれないと思いました。
それでもそんな諦めの中で主人公と出会えたのは純粋によかったなと、そう思いました。

【幻灯火】

gentouka_m.jpg

メインはラストで!!!
と、思っていたからこそ結構拍子抜けしたのは否めません。
ものすごい真相があるかも?!と期待値をあげすぎました。
実は主人公の罪である母親殺しの件について、
本当は主人公は殺してはいないのではないか?
母親が自ら命を絶ったのではないか?と、
胡土前ルートをプレイ中くらいから考えていました。
案の定の展開だったのでそこに特に感動するということはありませんでしたが、
それでも卯紀が自ら死ぬシーンは泣かずにはいられませんでした。
母親の愛ってすごい。
そして卯紀がそこまでして主人公に罪を重ねないようにしたのに、
主人公が自分の罪を責め続けているということにもやもや。
初代緋色でも思ったのですが、
玉依姫という慣習があるからこそ傷つく人が多いというか、
慣習は慣習かもしれないけれども玉依姫の周りの人間は
慣習を守ることだけでなく違う道を見つけることはできなかったのかと思ってしまいます。
智則あたりは考えていただろうと思いますが。
そして幻灯火ルートは恋愛ENDより通常ENDに泣きました。
というのもこの通常ENDから緋色シリーズが続いていくんですね。
そう考えると非常に悲しい物語だなと。
そして緋色初代をものすごくプレイしたくなりました。

以上、あんまり個別感想になっていないのはいつも通りです。
思ったこと感じたことを書いてみました。

最終的に好きなキャラランキングをつけるのであれば

空疎尊→胡土前→秋房→幻灯火→古嗣

でしょうか。
見事にプレイ前と違うのが笑えます。
古嗣は本当に色々と残念でした。

それにしても「罪」というテーマだからこそ本当にシリアスで
各キャラの気持ちがダイレクトに伝わってきて、
だからこそ考えさせられるというか、
全てのキャラが自分が正しいと思う道を貫こうとしているだけなのに
どうしてこうまですれ違ってしまうのだろうと、
そのすれ違いに胸が痛くなりました。
萌えを補給するゲームと言うよりはずしんと心に響くゲームでした。
それでも迷い、悩みながらも「生きたい」と思う主人公には
非常に好感をもてましたし、
どのキャラも非常に魅力的だったと思います。
みんなでワイワイするシーンはほとんどありませんでしたが、
そんな中で秋房がみんなにいじられているシーンにはほっこりしましたし、
見ず知らずのキャラたちが仲間になって信頼していくのが分かる描写もあって
シリアスな中にも温かい気持ちになれる部分があったと思います。

ただ読ませるゲームと断言できないのは残念です。
というのも戦闘シーンが多すぎで、
あぁ、オトメイトさんっぽいと思わずにはいられなかったです。
戦闘で栄える友情や恋もあるかもしれないのですが、
個人的にはもっと割愛してもよかったのではないかと。
その分他のエピソードを入れてほしかったと思います。

あと、このゲームは人によって受け取り方が変わるゲームだと思います。
ここから先は私が感じたことなので、軽く流して頂きたいのですが、
罪がテーマになっているこのゲームをプレイして様々なことを考えました。

実際に生きていて、何気ない自分の行動や言葉が誰かを傷つけてしまうことがあります。
ゲームのように重い罪ではないけれども人を傷つけるのが罪とするならば
ゲーム同様、生きていく間に私たちは罪を重ねず生きていくことはできません。
人と関わらずに生きてはいけないから。
自分の考え、思い、信念、それは自分にとっては正義でも誰かにとっては罪であること。
考え方の違いとは言え、何事もきっと正義と罪は表裏一体なんだと。
だからと言って罪を重ねることを恐れてはいけない、
故意に罪を重ねる訳でなければそこにどこか救済される道がある、
そしてそれは人との出会いなのかもしれない。
そんなことをこのゲームをプレイして改めて思いました。
例えば自分の信念を貫こうとしたときに誰かを傷つけてしまうかもしれないけれども
自分の信念を信じてくれてその背中を押してくれる人がいれば
それだけでものすごく強くなれることもあると思います。

そしてプレイを終えて最初に浮かんだのが「一期一会」という言葉。

今までも色んな人に出会い、別れてきましたが、
今一緒にいてくれる人を大事にしようとものすごく感じました。

なんていうか、プレイして前向きな気持ち貰えたというより、
毎日を過ごすにあたり、背中をシャンとさせられた気がします。

ただのゲームですし、
ただの乙女ゲーかもしれません。

こんなことまで考える自分も相当気持ち悪いなと思うのですが、
それでも私はゲームから何かを受け取って考えることが好きですし、
受け取れるゲームをプレイできたことを非常に嬉しく思います。

決して全てが良かったとは言いませんが、
それでもプレイして本当に良かったと思えるゲームでした!



該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。